バーテンダーが作るカクテルの味を、素人が再現できない理由
カクテルレシピ通りでは、美味しくできない。
あちこちで、何度も、お話する事ですが・・・
カクテルは、カクテルレシピ通りでは、美味しく作れません。
どういうことか？・・・・・・・
プロのバーテンダーは、そのカクテルレシピを咀嚼分解して、自己解釈を加えて作る能力を磨いているという事です。
ですから、カクテルレシピ通りに作れば、美味しいカクテルが作れる！というのは、幻想です。カクテルレシピは、あくまで、目安。
バーテンダーのカクテルには、学習と経験が必要
もちろん、素人の方が、自宅で、楽しむレベルなら、何とか許せるでしょう。ただ、プロ味の美味しいカクテルは、できません。
バーテンダーは、お酒や素材の知識、カクテルの作り方のさまざまな技術、長い経験からくる発想力など・・・こういった総合力を駆使して、一杯のカクテルを、創り上げます。そこには、書籍やネットには掲載されていない知識・技術もあります。さらに、長い経験なくしては、思いつきもしないカクテル作りのアイデアがあります。
ですから、誰でも、カクテルは作れますが、バーテンダーの作るカクテルと、同じレベルのものは、バーテンダーの指導なくしては、作れないのです。いくつか、カクテルの作り方を、プロのバーテンダーに教えてもらったとしましょう。その教えてもらったカクテルだけは、何とか、プロ味に近いものができるでしょう。
しかし、それ以外のカクテルは、作れません。応用がきかないからです。
そして、応用がきくレベルまで、上達しようと思えば、それなりに、体系的な学習が必要になります。ですから、簡単には、習得できません。こういった要因が、プロと素人の作るカクテルの味の差になるのです。