夢は、自分にしか理解できないことが多い。
あなたも、全面否定されて、自信を失いかけることがあるはず。
そんな人に、少しでも、役立てばと、「教材誕生の物語」を、赤裸々に、語ります。
私のプロフィールを、ご覧頂いた方は ご存知かもしれませんが、さまざまなビジネスをしています。 特に、教材を販売し、全国普及にいたる過程は、皆さんが思うよりも、「熱い志」があったからこそ、できたことです。
なぜ、私が、「バー開業の教材販売」を始めたのか?
「夢」を、あきらめかけた時に、どう行動したのか?
では、ここからは、語り口調で、いきます。(書きやすいので)
私が、教材を作成し、販売を始めた理由は、「2つ」ある。
教材販売といえば、その理由は、誰でも検討がつくと思うが、バーを開業する人の、知識・技術を向上し、最終的に「良質の、癒しのバーやスナック」を、増やしたいということだろう。もちろん、それも、当たり前に考えた理由ではあるが・・・それよりも前に、深刻な問題を解決したいからだ。
それは・・・
バーやスナックでは、あまりにも、知識・技術がないのに、開業する人が多すぎる。カクテルは、混ぜればいいだけ!と思っていたり、飲ませるだけのカンタンな職業と思っている人がいる。それは、「大きな間違い」だ。
毎日、毎日、勉強しても、追いつかなくなるほど、学習すべき事が、いっぱいなのだ。お酒やカクテルのことはもちろん、接客や会話、経営についても、学ばなくてはならないのだ。
それを知らずに、ただ、同じ毎日を繰り返しただけのバーテンダーやバー経営者は、どんなに長くても、3年以内に、消えていく。
それを、バー開業前に、知ってほしいのだ。
この業界で働く人は、学ばなければならないという事実を、知らない人が、多すぎる。
最初は、学びながら開業しても、構わない。しかし、「学ぶべき事が、たくさんある!」と、知ってから始めるのと、知らずに始めるのでは、結果が、全く違う。例え、どんなに、熱い情熱を燃やしても、学ばなければダメなのだ。
この業界は、「熱いハート」のある人が多いのも、私は、よ~く、知っている。
お客様の「ありがとう。」
この「一言(ひとこと)」だけで、頑張れるのである。
そして、この一言のために、本物のバー経営者は、猛烈に、勉強し、知恵を絞り、体力も使っているのだ。だから、「水商売!」と、バカにするような風潮には、絶対に納得できないし、そうならないために、学習してほしいのだ。
バーを開業する前に、この文章を読んだ人は、どうか、「学習が必要なのだ!」と認識してほしい。私の教材を、別に、買わなくていい。お願いだから、「学習が必要なのだ!」と、気づいてから、バーを開業してほしい。 せっかく、ここで、あなたと、巡り会えたのだから・・・
この先は、私が、バー開業と経営の教材を作成した、「もう一つの理由」を語る。自分の夢に対する想いが中心で、ちょっと長い文章だが、今、「夢」を追いかけてる人には、是非、読んでもらいたい。
昔は、ワザは、盗むもの。誰も教えてくれないのが、当たり前だった。ただ、私の場合は、小学生のころから、バー業界で育ったため、プロしか知らない知識を、自然に身につけてしまった。
大学生時代は、ちょうど、カクテルが流行った時期で、当時、私にとっての当たり前が、そうではないことを知り、ビックリしたものだ。私のような環境で育つ人は、稀だろう。
私は、飲食業界に、望んで入ったわけではない。
大学卒業のころ、某有名メーカーの企画室に内定が決まっていた。
どこの企業に就職するか?に、こだわりはなかったが、
「自分が創り出したものが、世の中に、普及して、多くの人の役に立つこと」
そんな仕事ができれば、いいな~と、思っていた。
ただ、結局、この夢を、途中で、あきらめて、この業界に入ることになった。
私のプロフィールを、詳しく読んだ方は、ご存じだろうが、
私を、大学まで出してくれた親は、「育ての親」
育ててもらった恩に報いるために、私は、この業界に入ったのだ。
正直、私は、好きではなかった。いや、むしろ、嫌いだったと思う。
何度、やめようと思ったか、数えきれない。
あの若かりし日の「夢」は、どうすれば、叶えられるのか?
地方の小さなBARの店主が、「自分が創り出したものを、世の中に、普及する!」そんなこと、どう考えたって、無理だろう。
今からでも、遅くない。どこか、メーカーに入ろう!と、何度も、考えていた。
ただ、そんな迷いもありながら、仕事は、きっちり、やりたいタイプ。さまざまな難題を、先代や、お客様から与えられて、悪戦苦闘しながらも、何とか、こなしていた。
ご存じない方も多いかもしれないので、一応、お話ししておくと・・・
飲食業界は、昔から、早ければ、3ヶ月で閉店していくところもある。10年続けば、奇跡!と呼ばれ、「生き馬の目を抜く」ほど、壮絶な試練の続く現場が多い。
そんな業界で、私は、先代から引き継ぎ、約30年以上、経営した。
さて、話を、元に戻そう。
毎日の、現場での仕事だけでなく、経営を続けていくうちに、迷っているのが、バカらしくなった。というか、迷っている状況で、続けられるほど、甘い世界ではない。
どうせやるなら、とことん、やってやろう。
これも、私の宿命なのだ!
そして、先代の恩に報いるためにも、 どんなことをしても、
「創業50年」までは、絶対にやる!と、腹を決めた。
もともと、人と違う事をするのが大好きな性格。この業界では、間違いなく、異端児と思われることをやってきた。お金を稼ぐだけなら、チェーン展開するか、超高級店にするか、どちらかしかない。
自社ビルを建てた当時、何億でもだすから、出店しないか?と、あちこちから、お誘いを受けた。でも、チェーン展開して、お金儲けに精をだすより、現場に立つ事と、他にない雰囲気の店を創り出すことに、ようやく、生きがいを感じ始めていた私は、そういった誘いを、全て、ことわった。
当時、すでに、大半の方から、マスターは「天職」ですね! と言われていた。
自分では、「天職」だとは、全く、思っていない。不得意で苦手な分野だからこそ、日々、陰で、猛烈に努力したのを、誰も知らないだけのことだ。
店では、「天職」のマスターに、自然になってしまう。意識しなくても、そうなってしまうまでには、「長い年月」が必要だった。
だから、10数年前、あと数年で、「50年」という目標達成が見え始めたころ、「がむしゃら」にやってきた自分自身を、見つめなおす時間が多くなった。
そして、昔の「夢」が、もちあがってきたのである。
「自分が創り出したものを、世の中に、普及する!」
地方の小さなBARの店主に、何ができる。
全国普及なんて、バカげたことを。
冗談交じりの会話でも、ことごとく否定された。
真面目に話をすれば、間違いなく、白い目で見られた。
それでも、私は、小さな「カクテル教室」を始めた。教材の原型を創り出すために、コツコツ、「カクテル教室」用の教材を、作成した。
何百という「カクテルやお酒の写真」も、自分で撮影した。
何十時間という動画の撮影も、自分ひとりで、頑張った。
平日は、店の営業があるので、土曜・日曜に、ほとんど徹夜で、撮影をした。
何百ページにおよぶ解説書も、コツコツと、書いた。
集客用のホームページやブログも、
販売・決済用のホームページも、自分で作成した。
ヤフーやグーグルなど広告の運用方法も
SEO対策といわれる検索上位表示対策も、習得した。
他にも、ありとあらゆる、必要と思う知識・技術は、 全て、自分で、習得し頑張った。
予想を、はるかに超える作業に、茫然とした。 次から次へと、必要だと思う知識・技術と作業が出てくる。乗り越えられそうにない壁も、いくつも、立ち塞がる。
あまりにも、学習する事や、作業が多すぎて、 売れるかどうか?なんて、もう、考える余裕は、なくなっていた。もしかしたら、この、とんでもなく時間のかかる作業は 全て、無駄になるかもしれない。
途中で、くじけそうになる事も、間違いなく、何度も、あった。
もう、誰にも、教材を作成していることを言わなくなった。「夢」を全面否定されて、心が、折れそうになるのが、 怖かったからだと思う。
でも、小さな「カクテル教室」を始めた時に、 すでに、心の中に、教材の全国普及は、強く決まっていた。
「決めていた」のではなく、「決まっていた」だ。だからこそ、頑張れた。
・・・こう言い切れれば、かっこいいが、 本当のところは、もう、これだけの時間を費やしたからには 意地でも、完成させなければ!という「やけくそ」な気持ちの方が 強かったと思う。
完成まで、日曜も祭日も、正月も、ゴールデンウィークも、盆休みも、とにかく、休みは、一切、なかった。
結局、DVD教材や、販売の仕組みが完成したのは、
「カクテル教室」を始めて、4年5か月後のことだった。
この時、完成したDVDは、約18時間・全11巻。
2007年2月に、DVD教材を発売した。
そして・・・
今現在、この教材は、全国46県に普及している。しかも、発売開始の2007年2月から、今現在まで、10年以上、毎月、売れ続けている。
プラス、最も、嬉しいのが、クレームゼロ。
感謝と、感動で、胸がいっぱいだ。
「夢」は、自分で決めれば、叶うのだ。何かの本に書いてある通りなのだ。
もしかしたら、神様は、教材を作成し普及させるために、私を、飲食業界に引き入れたのでは?そんな風に、感じている。
私のBARは、創業から60年続いてきた。目標は、すでに達成してしまった。だから、これからは、次の世代に、本来の姿のBARに関する知識・技術を、伝えていくのが、使命なのだ。
人に言えば、地方のBARのくせに、バカな事を!と、言われるだろうが、今さら、気にもならない。
自分で、ビジネスを始める人は、皆、最初に、「夢」がある。その「夢」のために、あらゆることを犠牲にして頑張る。それでも、実現するまでには、心が折れそうなことが、たくさん起こってくるものだ。
バー経営者として、たくさん、辛酸をなめている私は、そうした方々の、気持ちがわかる。だからこそ、そういった方々に、最初から知っておくべき「知識・技術」を提供したいのだ。
あなたが望むなら、その「夢」は、必ず、実現します!
大好きな(坂本龍馬)の言葉を、あなたに贈ります。
「世の人は、われを何とも言はばいへ。我がなすことは、我のみぞ知る。」