さて、カクテル作りをマスターするのに、どれぐらい作るといいのか?
明確な基準はありませんが、やはり、何度も、何度も、練習する必要はあります。プロを目指すなら、無意識に、身体が動くようになるまで。
一日に、50~70杯、カクテルを作って、年間約300日とすると・・・
100000杯作るのに、大体、5~7年ぐらいかかります。これぐらい作ると、身体が覚えてくるので、基本は身についたと言えるでしょう。
もちろん、徹底的に、一日も早く、基礎を習得したい人は、一日100~200作ることでしょう。そうすれば、わずかな期間で、100000杯に到達します。
単なる目安ですが、これぐらい作って初めて、基礎を終了したと言えると思います。
私は、ある一つのカクテルをマスターするのに、1000杯作った記憶があります。そのカクテルは、その昔、弊店でのバーテンダー採用試験の課題だったカクテルです。今では、そんな事をしているバーなど、見当たらなくなったように思いますが・・・
100000杯は、まだまだ、基礎レベル。そこから、個性を活かしながら、ワンランク上を目指していくことになります。
もちろん、見よう見まねのカクテル作りと、プロのバーテンダーの指導のもとに練習するのでは、この目安も変わります。プロの指導のもとであれば、もっと少ない杯数で、基礎を習得できるでしょう。
見よう見まねだと、100000万杯作っても、一向に、進歩していない可能性もありますね。