バースプーンの回し方、アミダのポーズ?

バースプーンをまわす、アミダのポーズ?

アミダのポーズって、何???
このサイトを初めてご覧頂く方は、そう思われるでしょう。

もちろん、ご想像通り、私が、創作した言葉です。そんな呼び方は、誰もしません。「ステア アミダ」で、検索したとしても、ヒットするとすれば、それは、私の運営する複数のサイトやブログのうちの、どれかです。

ちなみに、「アミダ」というキーワードを理解したからといって、バースプーンの回し方が、一気に、上手になるわけではありません。

もっと、気のきいたネーミングがあったように思いますが、よくカクテルセミナーなどで、「アミダ」という言葉を使って解説をしていた時期がありまして・・・

ちょうど、DVD教材を作成していた時期と重なり、教材の目次に、使用しただけの事です。もちろん、バースプーンを回す手の形のイメージをつかんで頂くための言葉ですから、全く意味がないわけではありません。

意外に苦労する、バースプーンをまわすワザ

このバースプーンを回す技術は、初心者の方は、結構、苦労される方が多いように思います。これまで、弊店スタッフやセミナー受講者など、大勢の方に教えてきましたが、習得には、練習が必要です。

ものすごく器用な人なら、3日~1週間ぐらいでできるようになる人もいます。2ヶ月たってようやく、何とか、まわせるようになる人もいます。こればかりは、その人の器用さ、個人差がありますが、練習しさえすれば、ほぼ100%、誰でも、できるようになります。

できないのは、練習量が足りないだけです。バースプーンはまわせないと、バーテンダーとしてカクテルを作るのは無理ですから、無意識に回せるまで、何度も、何度も、練習してもらいたいと思います。

バースプーン、ただ、回すだけではダメ

バースプーンの回し方は、どのようにすればいいのか?といわれると、こればかりは、文章で、表現するのは無理がありますね。

ただ、回し方をマスターする事は、確かに必要ですが、バースプーンを回す事にも、意味がありますから、それを理解して、カクテルを作らなければなりません。ただ、回せばいい!というものではありません。

また、季節に応じて、バースプーンを回す回数も調整しなければならない事もあります。全ての道具や材料を、適温で保存できる設備を備えた環境であれば、そんな事はありませんが、そこまでの環境を備えたバーは、まず、ないはずです。

数十年前、バブル期に、日帰りで、大阪に飲みに行った時に、かなりの設備を備えたバーで飲んだ記憶があります。もちろん、今では、考えられない料金で、確か、2~3杯飲んで、数万円支払った記憶が・・・ぼったくりではないですよ(笑)

当時は、その程度の価格のバーは、結構ありました。懐かしいですね。もちろん、カクテルは、美味しかったです。

バースプーンをまわす、原理と意味を理解すべし

話を戻して、バースプーンの回し方は、バーテンダーによっても、微妙に違います。ただ、その原理は、全て同じです。通常の生活では、使用した事のない指の動きをするため、なかなかできないだけです。

先ほどもお話しましたが、バーテンダーによって、微妙に違うため、基準が明確でないのでは?と思われるかもしれませんが、そんな事はありません。支点を中心として、回すという原理は、一定です。

ですから、バースプーンを回す原理を理解して頂き、それぞれ、個人的に回しやすい方法を、身につければいいのです。まず、まわる原理を理解して下さい。

それから、どのような指の動きなら、スムーズにできるのか?実際に、プロのバーテンダーが回すのを見ながら、あるいは、直接指導してもらうのが、一番ですね。あとは、何度も、何度も、練習して頂ければ、必ず、できるようになります。

何事も、最初は、「見て、聞いて、まねる!」から、始まります。そして、少しずつ、自分なりの方法を身につけていくのです。

ただ、その時に、何度もお話していますが、その意味を、同時に理解する事!意味を理解しながら、習得していかないと、意味がありません。

せっかく、この記事を読んで頂いているのですから、この事だけは、記憶にとどめて頂きたいと思います。

では、また・・・