今回は、バー経営における本質的部分が、テーマです。ですので、かなり、まじめに書きます。いつも、不真面目なのか! いや、そんな事は・・・(苦笑)
さまざまなところで、すでにお話している事も含まれます。ですが、経営において、私が最も重要だと思っている事です。
脱線せずにお話する予定ですので、退屈する可能性大!プラス、少し長い話になりますので、2回に分けてお話します。さて、何人の方が、最後まで、お付き合い頂ける事やら?(笑)
経営の目的は、ナンでしょう?
もちろん、それは、社会への貢献である事は間違いありません。より大勢の方に、役立つ物やサービスを提供し、よりよい社会となるべく、さまざまな仕事が存在するわけです。
そして、より多くの人々に貢献した事業や会社が、より多くの報酬を手にすることになるわけです。そして、その得た収入を使って、さらに役立つものを生み出し続け、その事業や会社が大きく成長していくわけです。
ただ、規模の大小を競うことには意味がなく、必要とする方がいて、それを提供するために努力している小さな商いにも、大切な意味があると私は思います。
全ての人に、生まれてきた意味があるはずです。そして、自分自身の「生」を、この世で生かそうと、懸命に模索し、自分の人生の意味を考え、目標に向かって努力していくのが人生です。
人生は、人と比べるべきものではない!と、何度も申し上げていますが、会社や事業も同じで、規模の大小を比べる事には、私は、意味はないと思っています。
バーの存在意義は、ナンでしょう?
店主が考え、創造し、提供する空間で、癒され、幸せになれる人々が、より多くあることでしょう。 必要とされない空間であれば、消えていって然るべきものです。
では、バーで提供できるものはナンでしょう?
飲み物?空間?時間?・・・いろいろ考え方があるでしょう。
ただ、ひとつ、大事なのは、経営を考えると、お客様に、期待以上の物やサービスを提供する事。すなわち、原価に、より付加価値をつけて提供する!ということですよね。
「付加価値」って、ナンでしょう?
人によって、あるいは、店によって、この「付加価値」が違うわけで、そこが、経営における個別の能力となるわけです。
資本力のある方であれば、どこよりも立地条件がよく、さらに内装にもこだわり、収容人数も多く、スタッフも十分に準備し、広告も大々的に行い・・・といった経営手法もとれるでしょう。
この場合の、「付加価値」は、場所、内装、収容力、スタッフの人数、知名度などですね。
では、資本力のある店よりも「付加価値」の高い店はできないか?というと、全く、そんな事はありません。むしろ、より「付加価値」の高いお店を作ることが可能です。
なぜなら・・・・
バー経営で、小さな店が、大手飲食店に勝つ方法(後編)へつづく