バー開業を考えておられる方が、ぶつかる大きな壁が、二つあります。
一つは、プロ仕様のカクテルの作り方と、カクテルレシピ。
もう一つが、「シングルモルト・ウイスキー」について。
カクテルは、とりあえず、カクテルレシピがあります。そこで、見よう見まねで作る人もあり、何とか、なりそうな気がするものでしょう。ところが、実際に、作ってみると・・・美味しくない!まずい!なぜだろう???そう思われることが、多いはずです。
なぜなら・・・・・カクテルレシピ通りで、美味しいカクテルなど、作れないからです。プラス、いくら書籍やサイトで学習したところで、プロ仕様の方法は、身につきません。どこにも、解説してないのですから・・・その事は、何度も、お話していますので、いい加減、食傷気味ですよね。申し訳ありません。(苦笑)
そして、もう一つの「シングルモルト」については、最初から、あきらめる人が多いはずです。最初から、自分の店には、日本のウイスキーの「山崎」だけおこう!そして、あとは、ない!と言えば、何とかなるだろう!こういう対応で考えるバーも、多いのが現状です。
ですが、本当は、避けて通る事ができないのが、この「シングル・モルト・ウイスキー」なのです。たとえ、ご自分が開業されるバーで、あまり「シングル・モルト・ウイスキー」を取り扱う気がなかったとしても、
「シングル・モルト・ウイスキー」に関する知識がない事自体が、マイナスの要素となります。少しでも知識のあるお客様との会話に対応できないからです。その店のレベルが、カンタンに、分かってしまうというわけです。
ただ、「シングル・モルト・ウイスキー」を学習しようと思っても、さまざまな書籍を見れば見るほど、頭痛の種となるような難解な専門用語が登場し、あきらめる方も多いはず。
こうした事から、敬遠される方も多いかもしれませんが、コツをつかめば、それほど、難しいわけではありません。もちろん、イギリスの蒸留所を訪れるほどのマニアの方も多い世界ですから、プロとはいえ、対応に苦慮する世界かもしれませんね。
最も、この分野を効率よく習得するには、それなりの知識を身につけているプロの方に、その習得方法について、アドバイスしてもらうことです。すでに、一度、その習得で、若干、苦労を経験した人であれば、どうすれば、要領よく習得できるかが、分かるからです。
何事も、一気に、習得できるわけではありません。だからこそ、コツコツ努力した人が、報われる分野でもあります。