さて、カクテルとは?という定義でさえ、それなりに、知る意味のあることだと理解して下さい。
そして、今回、もっとも誤解の多い、ショート・カクテルと、ロング・カクテルの違いについて、お話しさせて頂きます。
グラスの違いによるものだと思っていらっしゃる方の、何と多い事でしょう。
もちろん、ここで本当の意味を知ったからといって、それを、お客様に説明することはありません。場合によっては、お話しすることもありますが、そのお客様の求められるものによります。
何といっても、お客様視点が重要ですから。知識・技術は、自分自身が自信を持ち、より良いサービスや経営を行うために習得するもので、自慢するために習得するものではありません。
話を、本題に戻しましょう。カンタンに解説すると、
ショート・カクテル → ショート・タイム・カクテル
ロング・カクテル → ロング・タイム・カクテル
このように思って頂くのが、最も理解しやすいでしょう。
ショート・カクテルは、シェークなどをして、そのカクテルを飲む適温に冷やして提供されます。それが、氷の入っていないグラスに入れて出されるため、適温状態である短い時間(ショート・タイム)で飲むカクテル!
ロング・カクテルは、氷がグラスに入っており、適温を維持でき、少しは、長い時間(ロング・タイム)をかけて飲んでも良いカクテル!
ただ、氷が入っていないという事は、=カクテル・グラスなどのグラスで提供される事が大半!ということで・・・・・
皆さんの一般的な認識であるように、カクテル・グラスで提供されるもの=ショート・カクテルというのも、間違いというわけでもない!という事なのです。
たったこれだけの知識ですが、これで、カクテルの適温に対する考え方をもつのが自然になります。そして、これまでとは、違った視点で、カクテル作りも考えることができるようになるはずです。
全ての事には、意味があります。それを理解できなければ、カクテル作りは、いつまでたっても、上手になりません。