間違いだらけの「果汁の絞り方」が、普及しています。
単に、果汁を搾るだけだろう!カンタンだろ!
そう、おっしゃられる方が、非常に多いはず。
生のグレープフルーツなど、スクイザーといっしょに提供している飲食店もありますね。そして、素人ですから、当たり前ですが、ひどい絞り方をなさってます。
ほぼ、99%!アウトです。なかには、飲食店のプロの立場の方でさえ・・
本来あるべきプロの絞り方を理解している人は、いったい、どれぐらいいらっしゃるのでしょう。難しい事ではありません。知っているか?どうか!
果汁を搾る場合の、注意点の意味を理解しているか?
なぜ、そのような絞り方をしなければならないのか?
いつもお話している事と同じです。意味を理解していない技術は、技術ではありません。
にもかかわらず、こんなに、間違った果汁の絞り方が普及したのには、理由があります。それは・・・・
はっきり言って、多くの書籍やテレビのせいです!テレビのCMの影響は、大きいでしょうね。大手メーカーのCMにもかかわらず、最悪の絞り方を、どうどうと流しているのが大半です。
広告制作会社が作るわけで、バーテンダーなど、専門家がいるわけではありません。 プラス、目的が違うのですから、間違っていても、やむをえない事でしょう。
もうひとつの問題は、それを、正しい方法と勘違いしてしまうアマチュアのバーテンダーでしょう。プロのバーテンダーなら、きちんと学習していますから、そのような事はないのですが・・・
見よう見まねで、この業界にいる人も多く、こうした方達は、テレビで流れているから、正しいのだろうと思ってしまうわけです。
普及している方法が、正しいと思ってしまう錯覚。人と違う事をすると、矯正されるような教育が生んだ弊害かもしれませんね。最近は、個性を伸ばす教育の重要性も見直されたようで、喜ばしい事です。
さて、果汁の正しい絞り方、ご存知でしょうか?ヒントを差し上げましょう。
まず、スクイザーといって、絞る時に使用する容器がありますよね。真ん中の部分が、らせん状の突起がついている、果汁を搾る器具です。
このスクイザーを使用するときに、オレンジやグレープフルーツを、この突起の部分に押しあてて、グルグルと回します。
ちなみに、この時点で、すでに、アウトです。
さて、あなたは、この短い文章のなかで、絞り方の間違いが、どこにあるのか?気付かれましたか?
果汁を絞る時の、意味を考えれば、どこが間違っているか、分かります。よ~く、考えて下さい。
美味しい果汁を搾るには、どうするべきか? いつもお話する事ですが、全ての事には、意味があります。
なぜ、そのような絞り方をしなければならないのか? こうした意味の重要性を理解して、初めて、知識・技術を、有効に生かすことができるのです。単なる、物まねでは、いつまでたっても、カクテル作りは、上達しません。
果汁を絞る時の注意点の意味! これを、しっかり勉強してみて下さい。どのように、スクイザーを利用して、果汁を絞るべきか?きっと理解できるはずです。