プロのバーテンダーであれば、カクテルによって、「ジン」の種類と銘柄を、使い分ける事ができなければなりません。
「ジン」には、さまざまな種類と、さまざまな銘柄があります。
そう、種類と銘柄。
銘柄だけではありません。種類もあります。区別して下さいね。特に、ここ10年ぐらい、本当に、さまざまなものが増えてきたように思います。
昔は、手に入るものも少なく、このカクテルには、この「ジン」!というように、カンタンに決まっていたものです。
プラス、お店によって、メインの銘柄も決まっていて、特に、あるジンが好んで使われていました。でも、最近は、新しい「ジン」にも、挑戦してみよう!というのが、当たり前になりました。
もちろん、カクテルによっては、このカクテルに使用する「ジン」は、これ!と、ほぼ銘柄が、決まってくるというルールも承知の上での事です。
銘柄が、決まってくる?????と、思われた方。
それは、どういう事かと言うと、要するに、そのカクテルが誕生した時の経緯などから、使用された銘柄のジンは?というような考え方で、決まってくる場合。
あるいは、カクテルのコンセプトを考えた時に、最もふさわしいジンの銘柄は、風味を考えると、これ!という場合。
このような考え方で、銘柄が、決まってくるカクテルがあるのです。
ジンは、銘柄によって、随分、味わいが違います。特に、最近、登場したものは、個性的なものが多いように思います。プラス、ボトル・デザインにも凝ったものが多くなりました。収集家気分で、集めたくなるようなものもあります。
ただ、高級になればなるほど、カクテルにするにしても、本来の「ジン」の味を損ねないものを選択するようになります。そうでなければ、わざわざ高級な「ジン」を使用する意味がありません。実際、そのまま、オン・ザ・ロックの方がいいのですが・・・
どのカクテルに、どの「ジン」を使うのか?そして、その理由は?こうした事を、考えられるようになるといいですね。
では、また。